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教育講演講師・講演内容

11月29日(土)15:45〜 会場:1階テルサホール

中村春基氏(兵庫県立西播磨総合リハビリテーションセンター リハビリ療法部長)
   講演テーマ:「熱意・知識・技術 誰もができる作業療法を目指して」

【講演内容】
 「作業」を行っている高齢者や障害者は「元気」である。作業を再構築することは、リハビリテーションを促進し、健康で、生き生きとした、豊かな生活を支援する。
 私は、作業を失うこと、あるいは作業が困難になることを障害と捉えている。ここで述べる「作業」とは、仕事や創作活動、余暇といったものから、ADLに関するものまで含む。作業療法は、心身機能の治療から、補装具や福祉用具の適応、住環境の整備、就労・就学支援、地域づくり等、幅広い支援技術を提供する。
 作業の再構築とは、「できる作業」を生活の中に定着化することであり、その中身は、医学的な知識に裏付けされた、「治療」の要素を含み、利用者においては「楽にできるようになった」「作業を行うことは、有意義なことだ」「家でもこんな作業が出来る」といった反応で確認される。このような反応を効率的に導くためには、早期からのアプローチと回復期、維持期にわたる一貫した支援が重要である。フォロアップの中で、拘縮を作り、不活動で介護者も疲れはてている現状をみるにつけ、そのような方々をつくらないための作業療法の必要性を強く感じている。
 今までに、出会った、患者様のなかから、「作業」を実践している方々、作業を再構築するための試みを紹介し、皆様からのご意見を伺えたら幸いである。
 最後に、作業療法士が生き抜くためには作業を愛し、作業の良さを多くの人に伝えることが必要であると思う。

 1: 作業を行う障害者は元気である。
 2: 作業の再構築を一緒に体験し、その喜びを共にすることが大切である。
 3: 患者さまが、自らが考え、作業を行えることが、自律の第一歩。
 4: 作業療法は後にも先にも、作業しかない。作業のプロになりましょう。
 5: 作業はいつも、どのようなときも、いつも身近にある。それが、なくなることは不幸。
 6: 作業は自分らしさを自覚させてくれる。
 7: 作業は、成長のきっかけを与えてくれる
 8: 作業は、言葉がなくても、絆をつくれる。
 9: 作業は、過去と現在と未来を、繋げてくれる。
 10: 作業は、苦しいとき励ましてくれる。
 11: 作業は、楽しさを倍増させてくれる。