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『費用対効果』

                   
     会長 小笠原 誠

                         
平成19年2月13日

 最近よくこの言葉を聞かれることでしょう.
cost performanceとか対投資効果とも言われます.
ある商品や施策に設定された価格の妥当性を形容する際に用いられる言葉です.
 皆さんご存知の様に,先般OT協会では来年度の役員選挙に向けインターネットによるトライアル投票を実施しました.約
450万円掛けて整備したこの役員選挙管理システムトライアルの結果は1.2%という事でした.本番は次年度の選挙に際して,会員が如何に向き合うかということですがあまりの投票率の低さに驚きを感じえません.
その費用は18年度県士会員が全員納入してくれたとしても
年間会費収入を上回ります
ましてやこのシステム構築に関与してきた人たちの思いを考えると
情けなさすら感じます.
 このシステムは何年か前,役員改選に際して会員の総意を反映できるようにという意見に対して
その意見を組み入れるという事で協会が対応したものと理解しています.
当時から考えると会員は約15000人程増えているでしょうし,その意識は当時の会員とは異なることは否めません.
ただしいくら会員数や意識の違いがあったとしても,組織のシステム構築の運用に
無関心でいることは如何なものかと思います.

 静岡県士会でも協会の依頼を受け,連絡網や情報広場にて呼びかけを行い,その甲斐あってか,今回のトライアルには東京都38名についで30名と全国2番目の投票数の様でした.しかしトライアルに参加した人は
士会の3.6%.胸を張って高い数値とはいえません.
 当士会でも次年度の役員改選が実施されます.この2年間の事業展開の責務を負う会長及び理事選出の投票にあって,他団体に恥ずかしくないような選挙の実施と会員の意識の高さが評価されるでしょうし,理事の活動を評価する意識を持ち,活動の活性化に寄与していただく必要があるのではないでしょうか?


「私の前を歩くな.私が従うとは限らない.
 私の後ろを歩くな.私が導くとは限らない
 私と共に歩け.私たちは一つなのだから」
・・・ソーク族の格言

   「エリコ・コウ:アメリカ・インディアンの書物よりも賢い言葉(扶桑社)」より
    『新年のご挨拶』

               
会長   小笠原 誠

  
                       平成19年1月15日

 
皆様、明けましておめでとうございます。
新年を2週間を経過してのご挨拶となってしまいました。
 さて今年は十二支最後の干支でもある「亥年」であります。
昨年の終わりには県内でも亥から被害を受けた主婦の方の話がありましたけれども、彼らの動きを捉えて猪突猛進と表現されます。
しかし実際は大変臆病で、実際は自ら攻撃を仕掛けることは殆どないと聞きます。
 占いの世界では、亥年は時節が冬の時期にあたり、「春の芽吹きの準備の時期」だそうです。
まことに個人的ではありますが、私自身年男ということで自らの人生の方向性は兎も角、会長としての決定が、会員の皆様にご迷惑がかからないようにするだけでなく、場当たり的ではなく、visionをもった県士会の方向性や事業の展開を考えなければいけないと思っています。
特に今年は役員改選の年でもあます。
今後の県士会活動の計画立案とその実行性を託される役員を皆様から選んでいただくことになります。
 まずは私自身の年頭の誓いとして「会長の一言」を毎月更新することをお約束したいと思っています。
 本年もよろしくお願いいたします。


        
   『ネットワークはアイデアの宝庫』

                 
    会長   小笠原 誠

  
                           平成18年12月16日

 
本日,私が委員を務めています静岡県西部障害者マルチメディア情報センターの委員会に行ってきました.メンバーは,視覚障害者団体の会長さん,静岡大学工学部の教授,ジョブコーチ,この情報センターのスタッフなど様々です.
 活動の内容は,障がいのある人の自立と社会参加を目的として「障害者のための在宅パソコン講習」を開催し,重度の障害のため,県下3箇所の「障害者マルチメディア情報センター」に通所することが困難な方を対象にご自宅などでパソコン講習を実施する事業をサポートしたり,ITを活用した就労の支援,PCボランティアの養成をする事業を行っています.昨年の第一回の学術部研修会で講義をお願い出来ましたのもこの関係からです.
 協会でも障害者のための「IT関連サポート」はOTがという意識があることは皆さんもご存知かと思いますが,毎回の委員会で様々な方々からのご発言は大変興味深く,多くの刺激を受けて帰ってきます.
昔から「異業種懇談会」などが開催されていますが,私たちOTは関係職職種の方々との連携は必至ですが,全く別の職種や団体関係者あるいは様々な活動をしている方々とのネットワークは自らが開拓しない限り生まれてくることは少ないと思います.
 私自身,自らが望んで参加表明ということではなく,立場上のお誘いの中からその輪に入れたことは否めませんが,今となっては大変な財産になっています.
皆さんも自分の力量の範囲で,他業種,他職種の方々との交流やネットワークが自分自身の輪を広げるのみならず,臨床家として対象者のサポートに利益をもたらすことを意識できると思いますよ.

 
ところで大変遅くなりましたが,セカンドステージリベンジ報告をしなければなりません.
 前回の指摘を受けピロリ菌駆除と,自らの食生活(飲酒環境)や活動(運動の習慣化)に気をつけたところ,ピロリン駆除と4kgの体重減少が図られ,運動習慣も何とか身につきそうであります.
「継続は力なり!」それを意識して今後も精進いたします.
次回は1月30日の対決です.


                    
                    浜松駅前「冬の蛍」メインツリー
   『思ったようにはにいかないもの』

                 
 会長   小笠原 誠

  
                           平成18年10月21日

 
本日第2回目の市民講座が地域部員及び中部地区会員,教育部員のお力を借りて無事終了いたしました.テーマは『うつ病の正しい理解と支援方法〜「私、幸いなことにうつ病を患っています〜」』.
大変分かりやすくまた講師の実体験からの話には引き込まれるものがありました.
会場には一般の方また自ら「うつ病」を患っていらっしゃる方の参加がありました.
詳細は次回のニュースに掲載されると思いますが,決して精神科病院に関わるOTのみでなく,病気や障害をもたれた方,あるいはそのご家族の支援に当たってはこの抑欝状態に配慮したアプローチがどれほど出来ているのか,小児分野で活動する私にとっても問いかけられた講和でした.
特に現代医療において,治療のエビデンスと治療期間の短縮という命題に取り組まなければ中で,唯一OTは対象者の訴えを聞くことが出来る,また行動変容を待つことが出来る職種と考えます.
今一度皆さん,自分の臨床を振り返り,機能訓練のみに陥っていないか自己に問いかけてみて下さい.


 
ところで大変遅くなりましたが,先回の報告をしなければなりません.
 まるで通信簿を受け取るような気持ちで開いた診断表には体重減少と血液検査から結果的には2勝1分け.ただし基準値からみればまだまだ.おまけに胃精密という有様.もし何もせずにいたらと思うとゾッとします.
「継続は力なり!」受験生時代にそういわれたことを思い出し,これを機に運動不足解消の対策を立てることはできそうなのですが,自分の生活習慣には相当気をつけないといけない年齢になったのかと思わされます.

2週間後のセカンドステージ(受診)に雪辱をかけ節制しなければなりません.
      『9月の声』

                        会長   小笠原 誠

  
                             平成18年9月5日

 
朝晩の涼しさとともに蝉の声はアブラゼミからニイニイゼミに変わり,職場の芝生広場には,赤とんぼの群れが山から降りてきています.季節は一年で一番良い時節となろうとしています(歌には「これから寂しい秋で〜す.時には手紙を書き〜ます.」とありますが・・・.).俗に言う「〜の秋」というこの短い期間に皆さんは何か目標設定していますか?

 
先般厚生労働省が「健康づくりのための運動指針2006〜生活習慣病予防のために〜」というものを公開いたしました.(http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/undou01/pdf/data.pdf)
 その中で,私たちになじみの運動強度の単位メッツに加え,新しくエクササイズ(EX)という身体活動の量を表す単位(身体活動の強度(メッツ)×実施時間)を設定しています.また1EXを運動強度だけでなくAPDLやIADLなどの生活活動に換算して表し,健康づくりのための身体活動量として、週に23エクササイズ以上の活発な身体活動(運動・生活活動)を行い、そのうち4EX以上の活発な運動を行うことを目標としています.


 
全くもって私的な話ですが,私の職場ではこの9月に健康診断が行われるようになりました.以前は12月に行われており,体型的にも季節柄にも迷うことなく中性脂肪と尿酸値が特異的に増加.また再検査は年明け早々と,結果は経過観察から要治療にシフトしてきています.決して運動嫌いではありませんので,原因は運動不足が第一原因だと理解していました(飲酒や過食でないと言いたいだけなのです!).この指標が出てから自分なりに身体を痛めつけ,乳酸が溜まって痛みを感じることを快感とするだけでなく,職場環境の整理(草刈や窓拭き等々)に着手し,意識的に身体活動の量を増強し始めております

 人間は作業をするものというこの基本を押さえ,自ら運動,生活活動を意識し,OTとしては対象者に対して生活活動の量を上手に取り入れた支援ができるかを考えて行きたいと感じています.


             
  
            
 (職場にかかった虹)
「法人格取得Q&A」
                  
                                   平成18年7月25日
Q1 なぜ法人格の取得を目指すのか。          
A1 社会的に信頼される団体としての位置づけを明確にするためです。

 平成18年7月末で日本作業療法士協会の会員数は28500人となっています。静岡県においても、今年度会員は約800人。事業規模や、財政規模の拡大が進み、県士会の役割や責任は、任意団体として担える限度を超えつつあります。特に、地方分権化が進められる今日、都道府県を活動の単位として、地域の実情を踏まえ、創意工夫により地域のニーズに応じた活動を柔軟に、しかも機能的に展開していくことを協会自体も求めています。
 今後、このような活動を円滑に行うためには、契約や財産管理の主体となり得ない「任意団体」では限界がありますし、それ以上に、都道府県士会に対する社会的な要請に応え、専門職団体として,その専門性を社会に還元していく公益的な取組を積極的に展開していくためには、社会的に信頼される団体として法人格を取得することが重要だと考えています。

Q2 法人化のメリット,デメリットは何か。
A2 社会的信用の増加、団体名による登記などのメリットがあります。一方、活動内容の制限や事務処理の厳格化など求められます。

 
法人化の最大の理由は、社会的信頼の取得にあります。社会的に認知され信頼される団体であるという認証があるからこそ、団体名義で第三者に対抗できる法律行為が行えたり、補助金や委託事業も受けやすくなります。一方、社会的に信頼される団体であることの裏付けとして、厳正な手続・管理が求められてきます

Q3 なぜ社団法人なのか。
A3 作業療法士による公益活動を行うことを目的としています。

 NPO法人(特定非営利活動法人)は、「保健・医療又は福祉の増進を図る活動」など17の分野で不特定かつ多数のものの利益の増進に寄与することを目的とする活動(特定非営利活動)を行うことを主たる目的とする法人です。もともと市民活動の促進を目的としているため会員の資格の得喪(入会・退会)に不当な条件を付さないことが要件とされており、有資格者の団体としては、なじみにくい点があります。また、中間法人は、平成20年の公益法人法の改定後廃止されます.
 静岡県士会が社団法人の取得を目指しているのは、作業療法士という保健・医療・福祉の専門資格を有する者が集まり、その専門性を社会に還元していく「公益活動」を行うことを第一の目的としています。作業療法士という有資格者により「公益活動」を行うもので、NPO法人のように趣旨に賛同する有志を募って福祉活動を行うものではないという考えです。
「公益法人法の改正」について
                                                       平成18年6月28日
公益法人法の改正が平成20年度中に行われます。
今回はこの点について少し触れさせていただきます。

1.一般非営利法人には「社団法人」と「財団法人」を設ける。
2.準則主義(登記)によって簡単に設立できる。
3.休眠法人の整理制度と裁判所による解散命令の制度を設ける。
4.公益性の有無は民間有識者委員会等の認定を受けた団体のみが「公益社団法人」「公益財団法人」を標榜できる。
5.現行公益法人は特例民法法人として5年間の移行期間中に公益性の許可申請を行うか、一般の社団もしくは財団への移行許可申請を行う。
6.移行期間満了日に公益性の認定または移行許可を受けていない場合は解散するものとする。
7.現行の中間法人は廃止する。
県士会では、現在「社団法人格(将来の公益社団法人)」の取得を目指しておりますが、そのためには以下のことが必要と考えています。
1.会員の意思統一と将来の公益社団法人社員としての自覚を持っていただくこと。
2.安定した財政基盤の確立。
3.公益的事業の拡充(全事業費、管理費の半分以上)

次回からは少しずつ士会としての考えに触れて行きたいと思います。

 
       (ヒメヒオウギ)
「平成17年度総会を終えて」
                                                       平成18年5月27日

去る5月14日,平成18年度新人オリエンテーションと第1回研修会及び県士会総会が無事終了いたしました.
新人研修会の参加者は他県からの移動や経験者を含め123名.新人の方々全てが参加されたわけではありませんので推察するに,今年度新たに120名以上の仲間を迎えたことになります. 
 詳細は後日HPに掲載いたしますが,総会は決して活動と決算・予算の報告の場ではなく,会員の総意の下,士会の方向性を示し相互の意見交換にの場と考えます.今回はその点,積極的な質問と意見があり本来の総会の姿があったと思いました.
 毎年厚みを増す資料は,臨床活動の傍ら,各理事が思いを込めて作成しているものです.6月30日に行われる協会の総会も同様です.参加できない方々は忘れずに期日までに委任状の送付をお願いいたします.
 毎年総会成立のために,当日の参加者及び委任状の提出をお願いすることに大きな労力を使います.
ちなみに県士会総会終了後に数通の委任状が事務局に届いたようです.
委任状を送付するというアクションを興してくださったことはありがたいのですが,きつい言い方かもしれませんがその性質上期日を過ぎたものは単なる紙切れにしか過ぎません.
今一度,会員一人一人の社会性と一般社会の常識を再考していただきたいと思います.


       (チリアヤメ)
「特別講演に参加して」                                                                     平成18年4月20日

先般,静岡英和学院大学にてデンマーク県立自助器具センター所長アンナ・ホルムさんの特別講演「どう守る高齢者・障害者の自立と尊厳」が開催されました.緊急のご案内,また週末の夕方にもかかわらず県内のOT・PTの方々が多数参加していただいていました.ありがとうございました.
 「高福祉高負担」の国策で知られる福祉先進国にあって,デンマークの消費税は25%,所得税?は50〜60%という中で,教育,保健,医療,福祉は基本的に全て無料.その中におけるOT・PTの教育システム,社会的認知度や評価の高さをご紹介いただきました.講演では,日本で言う臨床実習の重要性,臨床の場面おいては,障害を持つ人の自己決定権と自立(自律)を支援するための活動,彼らが地域で生活するための方略を様々な職種と協業(コラボレーション)して解決することが重要であることを強調されていました.詳細はさておき,日本のOT・PT教育や臨床活動の現状が福祉先進国といわれる北欧においても同じようなスピリッツの基に行われているという点を聞いて,私自身ホッとしました.
 国策,環境,国民性が異なる国の政策をいくら理想と追いかけて,そのまま日本に持ち込むことは出来ませんが,今行っている活動に皆さん自信を持ちましょう.そしてこれまで以上にこの仕事に誇りとやりがいを持ちましょう



平成18年4月15日「静岡新聞朝刊より」


「ホームページ公開に当たって」

                                                      平成18年3月20日

 三寒四温とはよく言ったもので朝晩の冷え込みにファンヒーターをつけたかと思えば、日中は上着を一枚脱ぎ、イソップ童話「北風と太陽」の登場人物になったような気分にさせる時節になりました。
 新しい年度、新しい職員を迎えようとする中、医療制度改革に伴う大幅な「診療報酬の改定」、「障害者自立支援法」の実施、また「介護制度の見直し」等は、事業主にも我々にも、また制度を利用する方々にも大きな意識改革と行動変容を強いる厳しいものになっています。 どの職場もその対応に大童なことでしょう。
  そのような中、昨年の秋に開催された「第5回東海北陸作業療法学会」を機に準備を進めてきました静岡県士会のホームページをリニューアルし、ここに公開できるまでになりました。まだまだ工事中のページもありますが、多くの方にアクセスしていただきご意見を伺いながら修正をして行きたいと思います。
 
  •  トップページを会員の会員の方だけでなく一般の方にもご理解いただけるようにレイアウトしました。
  •   新鮮な情報伝達と相互交流を意識し、各部への問い合わせが簡単に出来る様にしました。
  •   携帯電話でのアクセス、研修会の申込みが出来る様にしました。
桜

   職場に咲く「桜の花」


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